2次試験(面接)不合格後に再受験で合格した私が行った仏検2級対策 ~ その2
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TAG : 仏検2級
2014年6月11日

前回は1次試験の直前で思い出しておいたほうがいい(ような)話を書きました。
今日は2次試験(面接)の対策についてです。えらそうな話はできないんですが、私のようにネイティブとろくすっぽ話した事もないような人でも受かったので、同じ様な境遇の人に参考にしてもらえればということで書くことにします。
2次試験(面接)の心構え ~ まずは本番の話
まず本番の心構えですが、絶対にやるべきことは2つ。
・挨拶(部屋に入るときと出るとき)はちゃんとする (礼儀の有無で印象が変わるため)
・最後まで何とか話し続ける事 (相手の目はちゃんと見ながら・・・)
特に「最後まで話し続ける」は必須です。理由は様々あれど、途中で沈黙したら落ちます。
2次試験1回目は落ちました。それは・・・
留学経験がある友人に勧められて受けた仏検2級。運よく1次試験に受かったはいいんですが、2次試験は何をすればいいやら皆目見当つかず。
そもそも1次試験も受かると思ってなかったので2次試験対策も考えてませんでした。
が、友人の一言「2次は簡単だよ。質問に答えればいいだけ。特に何も対策はしなかった。」
との話を聞いて、楽観的な私は「じゃーいいか」と(友人との力の差を忘れ)あまり力んでいませんでした。
一応、2次試験までに、質問されそうな内容に対する答を準備したり、身近なものの単語を覚えるために日記を書いたりして、時々発音するくらいはしてました。
が、本番、予想した質問と異なる質問をされ(そもそも当たるはずはない)、さらに聞かれた質問になぜか答える気がしなかった(! なんて気まぐれな!)ため、話題を変えてくれないかな~なんて早々に話を打ち切ってしまったんですね。。
すると、試験官に「この子、話せないんだ」と思われたというわけです。
ちなみに質問は「一番好きな季節は?」で、一応「夏」と答えたら、その理由を延々と聞かれたんですが、話題を膨らませていけるだけの力がなかったというのもいけなかったと思います。
「それで話はおしまい?」と聞かれたら、時間いっぱい何かしら話さないといけないです。
日ごろやっていた練習
日記と発音練習
1回目の受験前から、日記は毎日つけるようにしました。行数は3行以上、多いときで10行くらいです。
身近なことをテーマに、身の回りのものの名前や、自分の感情とかを意識して書いていました。
発音練習は、お風呂に入っている時などに日記に書いたことなどをつぶやく程度。。。でもとりあえず自分の口で言う練習はしておかないと、本番でいきなりは話せません。
妄想面接試験
最初の質問(メインテーマ)に答えた後、必ず突っ込まれるのが分かっているので、突っ込み質問を考えてさらに自分でその返答を考えたり実際に口に出してみたりしていました。
頻度はほぼ毎日、気が向いたときに試験前までやっていました。
それほど長時間はできないですが、突っ込まれても動揺しないように、こころの準備をする上でも妄想面接は効果的です。
再受験、2回目の2次試験
結局、1回目の受験時とくらべてプラス何かをしたわけではないですが、1次試験免除が受けられるのは2回目までなので、何とか合格したかった。。。
本番は前回の失敗を踏まえ、とにかく一生懸命、質問には少しでも1文でも多く答えるようにしました。
「今年のお正月は何をしましたか?」と聞かれました。
正月には特筆すべき事は何もしてませんでした。正直言って話して面白いことは何もしてなかったんですがー。
大嘘、ではないですが、若干脚色ありで、自分の話しやすい言葉を選んで、それなりに聞いてもらえそうな即席のお話をしました。
(「●●に旅行に行った~」とか)
はっきり言って聞かれたことに対して大真面目に、真実を語る必要はないです。試験官が知り合いならバレますが、普通は知らない人なので、自分の話しやすい内容で(ウソでも)最後まで話しとおせればいいのです。
こういった逆転の発想?というかずうずうしさもある程度必要かもしれません。
発音について
はっきり言ってそれほど気にしなくていいと思います。
私の発音は悲しいくらいなものですが(こないだSiri相手に練習したら散々たる結果でした)、試験官の人は日本人のフランス語に慣れているようなのでとりあえず話が続けば大丈夫でしょう。
ただ、相手に聞こえるくらいの大きさで話さないとダメです。発音よりも音量。聞こえないと話にならないので。
発音に自信がなくても、恥ずかしがらないことが大切です。
1回目も2回目も、結局ネイティブに発音チェックなんてしてもらう機会もなかったですが、それでもなんとかなります。
まとめ
2次試験は試験官が2名いますが、その人との相性もあるかもしれません。私は1回目は相性が合わなかったかもしれません。でもそれは運です。
試験官は点を加算できるポイントを探してるので、まずは積極的に話す事が大切だと思います。
あとは話すときの表情も、緊張のあまり難しい顔にならないように!相手も人間なんで、気持ちよく話せるほうがいいに決まっています。