暑さでヤケクソな気分によく合う「Tukupákata」(Systema Solar)


まだ6月なのに連日の最高気温が30度越え!まだ夏は始まったばかりなのに、この先が思いやられますね。

暑すぎてヤケクソになった時にぴったりな曲(!?)を選んでみました。

Systema Solar 「Tukupákata」

コロンビアのカリブ海地方の都市、サンタ・マルタ出身の「Systema Solar」。実は地元よりも国外(アメリカなど)での知名度の方が高いグループのようです。

映画「野蛮なやつら」(2012)でも彼らの曲が使われていたりします。

クンビアやチャンペタなどのコロンビアの音楽をベースにしたエレクトロニックなサウンドなんですが、歌詞が…分かりにくい。。

というのも、カリブ海地方独特の、アフリカの影響を受けた言葉がたくさん使われていたりします。さらに語末の音を省略したり(中南米の話し方の特徴でもある)と、インターナショナルに活動しているわりには、ものすごいローカル色を押し出しているところが面白いんですよね。

で、この「Tukupákata」。(これも意味不明だけど、なんとなくアフリカの影響ぽい響きのあるタイトル!)2013年にリリースされたセカンドアルバム「La revancha del burro」 (ロバの復讐)の最後を飾る曲です。

これを最初に聴いたとき、吹き出してしまった。まるでドリフ。

「Tukutukupakata!」のコール&レスポンスで始まり、「Esto no es un mapalé」のコール&レスポンスで終わるというごっついアフリカっぽい雰囲気。

ラップ部分に入る直前の「Tukutukupakataaaaaaa!!!!!!」がものすごいヤケクソ感満載(自分的にはそう聴こえる)で、こういうクソ暑い日が続くとこの「Tukutukupakata!」が頭の中で鳴ってくるんですよね。もう本当ヤケクソ。

ちなみにmapaléとは、奴隷としてアフリカから連れてこられた人たちの子孫のダンスのことらしい。(なんかエロティックなダンスだそうな)

これはマパレじゃない (Esto no es un mapalé) と思うが、この曲で踊っている人たちを偶然見つけたのでついでに。

気温30度が当たり前なカリブ海地方。いつも暑くてうんざりしているに違いないとこの曲を聴きながら想像しつつ、共感するこの夏であります。