忙しさやモヤモヤを吹き飛ばしたいとき、どんな曲を聴きますか?
気持ちが塞ぎ込むとき、何かに行き詰まってしまったとき。
「細かいことはどうでもいい!」とスカッと気持ちを切り替えたくなる瞬間、ありますよね。
そんなときに私がよく聴いているのが、フィンランドのアーティスト **Käärijä(カーリヤ)**の楽曲「Cha Cha Cha」です。
実はこの曲、2023年のユーロビジョン・ソング・コンテストで準優勝を果たし、ヨーロッパ中で話題になった1曲です。
「Cha Cha Cha」ってどんな曲?
ギャップがすごい!不穏な導入から明るいカタルシスへ
ラテン音楽の「チャチャチャ」(キューバで生まれたダンス音楽)の軽快で明るいのとは対照的な、モンスターでもでてきそうな怪しげな雰囲気で始まるものだから、まずそのギャップに「?!?」。
フィンランド語、聴きなれないがゆえに曲前半のラップ部分なんか怪しさが倍増して効果あるし。
そしてなんでこんなに戦闘的なんだ・・・
なのに後半、一気に曲調が変わり、明るくドラマチックな展開に。
この「暗と明のギャップ」こそが、中毒性とカタルシスを生んでいます。
ほんと、初めて聴いたときは吹き出した!
なんで気分転換に向いているのか?
- 曲全体に流れる「今を楽しめ!」というメッセージ
- パーティーとお酒、難しいことは何も考えずに踊るだけという歌詞構成
- 過去でも未来でもなく、「今ここ」に集中する姿勢
- 暗い気分から、爆発的に明るくなる音楽的展開
でも歌詞にはこんなフレーズも:
「この氷の外皮を破る時間」
フィンランドには日照時間が短くなる極夜(きょくや)があり、冬は気分が沈みがちになることも。
この曲はまるで、そうした内側に溜め込んだものを一気に解放してくれるような役割を果たしているように思えます。
▶ 歌詞の和訳はこちらを参考にしました(Lyricstranslate)
https://lyricstranslate.com/ja/cha-cha-cha-tiyatiyatiya.html
Käärijä、日本でも受けそうだけどな・・・
個人的な感想ですが。。。
- 声が本格的なのに、見た目やパフォーマンスはどこかユーモラス
- はっきりとしたビート、早めのテンポ、ドラマチックな展開=アニソンと共通したところある
- 親しみやすく、キャラが立っている=芸人さん的なインパクト
日本のアニメ主題歌なんかで起用されれば一気に知名度が上がりそうなポテンシャルを感じるなー。
ちなみに、2025年6月12日(大阪万博フィンランド・ナショナルデー)に来日予定とのこと。
イベントも気になりますが、ぜひ単独公演で全力パフォーマンスを体感してみたいですね!