こんにちはちりめんじゃこです。
基本的な「命令」のカタチをざっと復習しましたが、「命令」の用法は実は現在形や未来形などにもあったりします。
今日はそういった“文は普通のカタチだけど実は命令”といったものをみたいと思います。
直説法現在形 ~ 普通より強引な命令
直説法現在形で命令口調で話すと、普通の命令文よりも「強圧的、威嚇的」になるそうな。
callarseで「黙る」。普通の命令文だと「Cállate」になるけど、それよりも強いニュアンスがあることになります。
普通の命令文だと「Siéntese usted en esta silla.」ですが、それよりも「ここに座るのよ」というような強引さが出るのかな。
直説法未来形、勧誘~脅迫的命令
1人称複数(nosotros)に対して使うと「勧誘」に、その他の人称(主に2人称で使われる)だと勧告レベルから脅迫、威嚇レベルまでのきつめの命令となることがあるそうな。
(否定文だと「強~い禁止」になる。)
●nosotrosへの「勧誘」
通常の命令文だと「veámonos mañana.」。
●Túへのキツイ命令
通常の命令文だと「Haz pronto lo que te digo.」。
直説法未来完了 ~ 終わりを強調した命令
未来形の命令は「実現を強く求めるような命令」というニュアンスがあるわけですが、未来完了となるとその「終了」を強調した命令になります。
こんなの仕事で言われるとイヤですね。。。
ついでに不定詞や現在分詞でも命令 ~ 注意書きとか
不定詞
●口語でTú,Vosotrosに対する命令では不定詞も使われることがあるそうです。
●「a + 不定詞」で「勧誘」や「命令」
●公共の場での注意書きなんかでも
No entrar con alimentos.(飲食物持込禁止)
現在分詞
「¡Ánimo, andando!」(元気を出せ、始めよう)
のような感じで使われることもあるそうです。(「わかるスペイン語文法」P236より)
まとめ
人に何かを依頼する時、瞬時に命令文(接続法だったり不規則だったり)がいえなくて普通の直説法現在形で言ってしまいそうなちりめんです。しかし、現在形で言うと「こうしろよ」て感じの強要したニュアンスが出てきてしまって意図せぬ事になりそうな。。。
あらためて接続法の活用含め命令文の作り方に慣れておきたいです。