今回は私の最近のお気に入りアルバムを紹介したいと思います。
『PAPOTA』Ca7riel&Paco Amoroso(2025/3/6)9曲 26分
Ca7riel(カトリエル)とPaco Amoroso(パコ・アモローソ)とは
[ローリング・ストーンの記事より]
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/42673
CA7RIELとPacoは小学校からの幼なじみで、長い間アンダーグラウンドで活動していて下積み期間が長い。(現在2人とも31歳)昨年のタイニー・デスク・セッションで評判になり、YouTube世界トップ10トレンドリスト入りを果たし、フジロック・フェスティバル2025への出演が決定。デビュー・アルバムは『Baño María』(2024年)
アルバム『PAPOTA』とは
アルゼンチンのスラングで「ステロイドを使用している人」「筋肉増強剤」
過剰な現実をコミカルに表現している。ジャズ、ヒップホップ、プログレ、プログレッシヴ・トラップ、ブラジル音楽を融合したサウンド。
音楽業界や社会への客観的な視点が鋭く、かつ面白く描かれているんですが、
新曲4曲のPVとなる、16分のミニフィルムを見ると、よくわかります!
新曲4曲のざっくり内容(ミニフィルムで順番に歌われる)
- 「IMPOSTOR」インポスター症候群 ➡いきなりブレイクして戸惑っている気持ちを歌う
- 「#TETAS」ハッシュタグおっぱい ➡バズろうとして過剰な自己表現に陥っているのを皮肉る
- 「RE FORRO」※ 超ムカつくやつ ➡成功を手にした引き換えに自分自身が「モンスター」になってしまったことを自嘲的に描く
- 「El Día del Amigo」友達の日 ➡2人の友情がテーマ
※「RE FORRO」はアルゼンチンの俗語(ルンファルド)
「forro」は本来「裏地」「カバー(cover)」などを意味するスペイン語。「嫌な奴」「クソ野郎」「信用できないやつ」「裏切り者」などのニュアンスで使われる。
「re」は強調語で、「超」「マジで」などに相当。
[小ネタ]
- 怪しい音楽プロデューサーGymbaland
PAPOTAのプロデューサーはFederico Vindver(ロス在住のアルゼンチン人)
この人の仕事仲間 TimbalandっていうプロデューサーとGym(ジム)を掛け合わせた?
https://en.wikipedia.org/wiki/Federico_Vindver
- タイニー・デスク・セッションで出演してるドラマーさんの入れ墨 =ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)
ELPの「Toccata」という曲は、アルゼンチンのクラシック音楽作曲家アルベルト・ヒナステラの「Piano Concerto No.1, Op.28(ピアノ協奏曲第1番)」の第4楽章「Toccata concertata」を基にしている。➡アルゼンチンとELPの繋がりもあるね
PODCASTもやってます!