前回は規則動詞の時制活用を大雑把に見てみました。
でも頻出する動詞って不規則動詞が多いですよね。しかも、思いがけない変形をしていると思えば、規則動詞と同じ活用だったり。一体どの時制が規則活用でどの時制が不規則なのかがワケワカラン!
ということで、変則的になる時制に着目しつつ、少しずつ不規則動詞を覚えていこうと思います。
今回は、直説法未来と過去未来「以外」が不規則な「ser」「ir」を見てみようと思います。
(つまり、直説法現在、点過去、線過去、接続法現在、接続法過去、の5つが不規則!あ~ぁ。。)
「ser」(~である)
スペイン語を学び始めて最初に学ぶであろう、おなじみ「ser」。直説法現在は覚えれても、その他の時制はまだうろ覚えなので、この機会に覚えたい。。。
ということで、横並びで見てみます。
まず、この表ですが、あえて辞書などに載っている時制の順ではありません。活用の仕方に関連があるもの同士をとなり合わせにしています。
(直説法現在と接続法現在、点過去と接続法過去、線過去と過去未来、そして未来の順です。)
赤字は規則動詞と同じ語尾活用、黄色網掛けは不規則活用となっています。
- 直説法現在
- 接続法現在は語幹が「se」になっている
- 点過去は「fu~」、同様に接続法過去も「fu~」
- 線過去
まるまる覚えるしかないですね。。túとUd.は特に意表をつく変化。
どこから出てきたのか不明だけど、「se」に規則活用がくっついてますね
点過去が不規則だと、語幹が点過去3人称複数に引きずられる形で接続法過去も不規則になりますが、-ra形(ここには出してないけど-se形も)の変化は規則的
どこから湧いて出たのか不定詞からは想像もつかない形「era~」になっとります。
nosotrosの活用だけ頭にアクセントがつきます。
「ir」(行く)
続いて、「ir」
- 直説法現在
- 接続法現在は語幹が「vay」になっている
- 点過去は、接続法過去は「ser」と同じ
- 線過去
これもまるまる覚えるしかないですね。でも少し規則動詞と似ている。
どこから出てきたのか不明だけど、「vay」に規則活用がくっついてますね
ややこしいけど、「ser」と同じなのがうれしい。かも?
bが印象的。「i」を「a」に変えたら、線過去-ar規則動詞の語尾変化と同じでは?!
nosotrosの活用だけ頭にアクセントがつきます。
さいごに
serとirは不規則になる時制が同じだけでなく、点過去と接続法過去の活用が同じになるという、実は仲の良い?動詞でした。
ということにして覚えようとおもいます。。