上の画像:DSCN6443 Cernícalo vulgar By: Porphyrio
ひさびさのブログ更新です。
写真や絵がある本を気分転換に読みたいと思って、鳥の図鑑を購入してみました(なんと\1500くらいでGet!)。
日本の野鳥図鑑とは趣の違う写真や、見たことのない鳥たちにワクワク!
テキトーに開いたページに、自分の好きな猛禽類(rapaz)のひとつ、「チョウゲンボウ」を見つけたのでさっそく読んでみる。
チョウゲンボウ Cernícalo vulgar
チョウゲンボウ(学名:Falco tinnunculus)は、ハヤブサ目ハヤブサ科に分類される鳥です。
ハトくらいの大きさなので、猛禽類としては小柄な方。オスの頭の色が青っぽいグレー?みたいな色で、目がくりっとしていてなんだか愛嬌があるというか、覚えやすい鳥です。
漢字で書くと「長元坊」。名前の由来は
http://toridouraku.boy.jp/cyougenbou.htmを読むといろいろあって面白い。
いろんな物語が出来上がるくらい、想像力を刺激する鳥でもあるようで。。
日本では、長野県中野市の十三崖(じゅうさんがけ)での集団繁殖が有名で、国の天然記念物にもなっているそうな。
で、スペインの図鑑では何と書かれてる?
だいたい手持ちの日本の図鑑とかWikipediaとかに書いてあることと同じよーな事が書いてある。
ただし、
・エサの94%が野ネズミ。ネズミ退治に大活躍。
・定住性の(sedentario)つがいのパートナーは固定っぽい(las parejas sedentarias se guardan fidelidad,(略)…。移動する個体はパートナーに対して「voluble(移り気な)」なんだそうな。はぐれることもあるから仕方ないよね。。。)
・移動するものは、アフリカ、サハラの方まで行くみたい。
xoriguer esmorzant un ratolí – cernícalo vulgar desayunando – common kestrel eating a mouse – falco tinnunculus By: Ferran Pestaña
チョウゲンボウを捕まえると「酔っぱらう」?
辞書を引くと、「coger un cernícalo (西)酔っぱらう」と出ています。
チョウゲンボウを捕まえる=酔っぱらう
その由来はあまりよくわからないですが、あまりこの表現、今は使われてないようですね。
チョウゲンボウってホバリング(空中で同じところに留まる)ができるし、エサを探している時とか上空でグルグルしてる様子を想像すると、捕まえようと思ったら地上であちこちフラフラヨタヨタ歩き回る羽目になりそう、そんなイメージからきているのかもしれない。(あくまで想像)
酔っぱらう、という意味では他にも、
coger un lobo(オオカミを捕まえる)
coger un pedal(ペダルを捕まえる)
とかあるみたいだけど、オオカミの方はあまり使われてないみたい。
coger un pedo (= emborracharse) 「酔う」
もあるけど、pedoって「オナラ」って意味もあるんですね。下品。
まとめ
下品、で思い出したけど、チョウゲンボウ「Cernícalo vulgal」の「vulgar」も「下品、俗悪な」という意味なんですよね。
「ありふれた」って意味もあるけど、Cernícalo(チョウゲンボウ)だけでも「無骨者、嫌われ者」なんて意味がある。
カワイイ鳥なのに、ちょっとイメージ悪いのが悲しかったりするのでした。。。