[スペイン語:鳥図鑑]漁師マルティン。カワセミ Martín pescador

[スペイン語:鳥図鑑]漁師マルティン。カワセミ Martín pescador

上の画像:Kingfisher By: dingopup

カワセミ Martín pescador

日本でも人気の高い鳥、カワセミ
翡翠(ヒスイ)とも書き、きれいな青色の羽が印象的です。
くちばしが大きく、ちょっとずんぐり(rechoncho)した体形でカワイイ鳥。

川で小魚(pececillo)や水辺の無脊椎動物(invertebrados acuáticos)やオタマジャクシ(renacuajo)、小さなカエル(ranas)、甲殻類(crustáceo)や軟体動物(molusco)なんかを食べているようです。

カワセミの体長はだいたい17センチくらいですが、魚は7センチくらいのものを丸のみしたりするようなので、凄まじい胃袋だと想像します。

川岸の崖に穴を掘って巣をつくって繁殖するようですが、崖に50~90センチの長さの横穴をくちばしで掘って、奥に巣穴(16センチくらい)の中に6~8個くらい卵を産みます。
雄雌が交代で、孵化したヒナにエサをやるみたいです。

✿ Martin-pêcheur (Alcedo atthis) ✿ By: <a href="https://flic.kr/p/egt66G" target="_blank">✿ nicolas_gent ✿</a>
✿ Martin-pêcheur (Alcedo atthis) ✿ By: ✿ nicolas_gent ✿

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漁師マルティン?

スペイン語でカワセミは「Martín pescador」(漁師マルティン)。
Martínは人名、マルティン。
pescadorは「漁師」。

川で魚を取って食べるので、「漁師」というのは分かるけど、
マルティンって誰だよ?

フランス語でもカワセミは「Martin-pêcheur」。
イタリア語では「Martin pescatore」。

スペイン語、フランス語、イタリア語、どれも同じく「漁師マルティン」。

ところで英語でカワセミは「Kingfisher」と言います。

西和中辞典でもMartínの説明は

←[古スペイン]Martino←[ラ]Martinus「(軍神)マルスの;好戦的な(人)」が原義;

とあり、具体的な人名というよりは、魚とりの王、みたいな意味合いなんだろうと思う。

川面の上で待ち伏せて(al acecho sobre el agua)、川の中をじっと伺い、エサとなる魚などを探す。
急降下(picado)して川の中で泳いでいる魚を捕らえて水面上に戻ってくる…
なんて様子が図鑑に写真で載っている(水中も)んですが、まさに魚とりの王だと思います。

まとめ

カワセミのいるところ。(スペイン語単語)

riachuelo (n.m.) 小川
afluente (n.m.) 川の支流
canal (n.m.) 運河
lago (n.m.) 湖
embalse (n.m.) ダム、貯水池、
marismas litorales (n.f.) 海岸の低湿地
costas marinas (n.f.) 海岸
margen (n.f.) 河川の岸、岸部