上の画像:Little Bustard – Castuera – Estremadura_S4E5981 By: Francesco Veronesi
ヒメノガン Sisón
日本では迷鳥としての記録(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/64/1/64_87/_pdf)があるだけで、あまりなじみのない鳥ですが、ヨーロッパ東部や南部、中央アジア、インドなどで見られる鳥です。
スペインでは留鳥(年中いる)鳥のようですが、数が減ってきているみたいです。
フランスにいる個体は、冬はスペインで越冬する(invernar)らしい。
ツル目ノガン科で、学名はTetrax tetrax。
カラスよりちょっと小さいくらいの大きさの鳥です。
オスは黒地に白い線の入った襟巻のような羽が首の周りに生えていて、特徴的な姿をしています。
繁殖期になると、メスを呼ぶ鳴き声を出すんですけど、これがまた特徴的な鳴き声。
何かがはじけるような短い音を出します。
それに、面白いはばたきを繰り返す。
すごい臆病(huidizo)な鳥だと図鑑には書いてあったけど、メスを呼ぶのにこんな小さな声でいいのか・・・?!という感じ。
雑食性で、草原に住んでいる
Little Bustard – Castuera – Estremadura_S4E5994 By: Francesco Veronesi
雑食性らしく、
leguminosas (n.f.pl.) マメ科の植物
crucíferas (n.f.pl.) アブラナ科の植物
grandes insectos 大きい虫(ミミズとか?)
なんかを食べているようで、
草原なんかのステップで暮らしています。
地面のくぼみに卵を産んであたためますが、オスは子育てに参加しません。
が、殺虫剤(biocida)や農業の変化による、エサの減少や営巣環境の悪化などで、急激に数が減っているようです。