上の画像:Long-tailed tits By: Martin Cooper
エナガ
体長13~14センチのうち、しっぽは7~9センチ、つまり、しっぽを除いた本体はわずか6センチほど(スズメより小さい!)、という小さな鳥。
日本にもいて、結構よく見かけます。
「チリリリ」とか「ジュリリリ、ジュリリリ…」とか、特徴的な鳴き声で、群れでやってくるのですぐ分かります。
この鳴き声を聞いて窓の外を見ると、庭のモミジの樹の枝を、10羽くらいの小鳥がくるくると回りながら、何か食べていたりするのをよく見かけます。
でも、同じところに長時間留まらない鳥らしい。
カワイイ水浴び姿の動画を見つけました!
名前の由来

日本語:エナガ
尾が長く、くちばし小さく頭丸く首が短くずんぐりむっくり…
この形が、柄杓(ひしゃく)に似てる、ということで、柄杓の柄(え)が長い→エナガ
となったようです。
スペイン語:Mito
mito(m) 神話
という意味もあるんですが、なんでスペイン語ではエナガをmito(ミト)と呼ぶのかはちょっと分かりません。。。
英語:Long-tailed Tit
直訳したら、長いしっぽのカラ(tit=シジュウカラ科シジュウカラ族の小鳥の総称)
フランス語:Mésange à longue queue
これも直訳したら、長いしっぽのカラ(mésange=シジュウカラ科シジュウカラ族の小鳥の総称)
特徴的な長いしっぽが名前の由来になっていることが多いようですね。
何を食べてる?
イモムシとか幼虫とか、蟻の卵とか、ってスペイン語図鑑には載っています。
でも地面に落ちているものは食べないらしい。
伸び縮みする巣を作るよ
巣の素材は、コケや他の鳥の羽毛とか蜘蛛の糸なんかを使います。
木などの枝の間なんかに丸いボールのような巣を作ります。
↓のビデオなんかを見ると、バラ?なのか棘のある樹が絡まったような場所に上手に巣を作ってるのが分かります。
エナガの巣作りパート1。羽毛とか白い不思議な塊(蜘蛛の巣?)とかコケとかでうまい具合に巣作りしています。
エナガの子育てパート1。卵を産んでヒナを育ててる最中に、巣の上部が壊れてしまって、結局親鳥が巣を放棄してしまうという結末になってしまっています。
エナガの子育て。ヒナがよく見えます。
親はヒナにエサをあげるだけでなく、巣の中にたまったヒナの糞も捨てに行ったり、忙しい。
親鳥はエサをあげる途中も、周りをすごく警戒してますね。
まとめ
くるくると動き回るカワイイ鳥、エナガ。
最後に単語メモ。
■スペイン語単語メモ(エナガ関連など)
エナガの見た目は・・・
rechoncho(adj.) ずんぐりむっくりした
白い部分
cabeza(n.m.) 頭
mejilla(n.f.) ほっぺ
黒い部分
cuello(n.m.) 首
cogote(n.m.) うなじ、首筋
dorso(n.m.)背中
ちょっと赤っぽい部分
flaneo(n.m.) わき腹
食べ物
oruga(n.f.) イモムシ、青虫
larva(n.f.) 幼虫
hormiga(n.f.) 蟻
巣作りに使うもの
musgo(n.m.) コケ
liquen(n.m.) 地衣類
pluma(n.f.) 羽
telas de araña(n.f.) 蜘蛛(araña)の巣
群れで暮らす性質があります。
gregario(adj.)群れをなす
これをされると木の上で繁殖する鳥は困る
tala(n.f.) 伐採
そうそう、最後に、エナガにちなんでこの形容詞を覚えたい。
activo y siempre alerta(活動的で、いつも警戒している)
alertaは性数不変の形容詞なんだとさ!
副詞もそのままalerta。