こんにちはちりめんです。
前回は「線過去」「過去完了」「過去未来」「過去未来完了」をイメージしてみました。
(現在、点過去、現在完了といった絶対時制はこちら)
昔の話ばかりでなくて、未来についても語りましょう。
未来へのイメージ(未来、未来完了)
点線は「現在の時点」、▲は「基点」です。
直説法未来は絶対時制、直説法未来完了は相対時制になります。
直説法未来(futuro de indicativo)
「~するつもり/~だろう」:未来の予定 (ex.明日5時から会議を開く予定です)
未来は不確実なので、絶対時制でも「推定」の用法があります。
その他にもいろんな用法があります。が、単純な「時間」の話に限るため今回はスルーします。
また、未来を表すのには、
・「ir a + 不定詞」
・「直説法現在」
もあります。「ir a + 不定詞」は口語でよく使われ、直接法現在で未来を言う時は直説法未来より”確信”や”断定”のニュアンスがあります。
直説法未来完了(futuro perfecto de indicativo)
「▲の時点には~しているだろう」:未来の時点(▲)での完了 (ex.明後日には仕事が終わっているだろう[▲が明後日])
その他にもいろんな用法があります。が、単純な「時間」の話に限るため今回はスルーします。
まとめ
現在、過去、未来とスペイン語の時制を見てきました。日本語では動詞は「~だった」「~の予定」とかあまり種類がなくて、始まりや終わりも時を表すほかの言葉と組み合わせることで違いを出してますが、スペイン語では動詞の活用から細かく変えていくところに「厳密さ」のようなものを感じます。
こういった「終わったか」「終わってないか」とか(実際に意識しているのか不明ですが)を動詞の活用で区分すること(=時制)自体、時間感覚に対しても相当意識の違いがあるなぁ、と思います。