[スペイン料理]やみつきになった鰯料理に再挑戦。今度はトマト入り。ついでに料理関連単語も調べてみた。

[スペイン料理]やみつきになった鰯料理に再挑戦。今度はトマト入り。ついでに料理関連単語も調べてみた。

こんにちはちりめんじゃこです。大分前にNHKゴガクルのサイトで見つけたスペイン料理『Xoubas guisadas』にはまり(といっても私が作ったのは「もどき」ですが)あの味が忘れがたく、トマトが全盛期の季節になったので再挑戦してみました。

やっぱりトマトがあったほうが美味しい・・・

鰯の煮込み料理『Xoubas guisadas』

もともとはこちらのNHKゴガクルのサイトに載っていたスペインの家庭料理(cocina casera)「ソーバス(いわし)の煮込み:Xoubas guisadas」

イワシって「sardina」じゃなかったっけ、と思ったら、「xoubas」はガリシア語なんだそうです。(つまりこれはガリシア地方の料理)

xoubas=sardinas pequeñas(小イワシ)

ちなみに他にもイワシを意味するスペイン語には、
boquerón : カタクチイワシ
anchoa : アンチョビ(カタクチイワシに似た小魚を塩漬けにしたあと油漬けにしたもの)
があります。

ついでに言うとイワシにこだわるのは好物だからです。。。

材料をスペイン語で言ってみる

詳しい作り方や分量はゴガクルサイトに載ってますが、イワシ以外の材料もスペイン語で言ったらどうなるのか調べてみました。
身近な野菜の名前もさっとは出てこなかったりしました。

patata (ジャガイモ)
tomate(トマト)
pimiento verde(青ピーマン)
pimiento rojo(赤ピーマン。morrónとも言うらしい)
cebolla(玉ねぎ)
ajo(ニンニク)
perejil(パセリ)
hoja de laurel(ローレルの葉)
azafrán(サフラン)
páprika(パプリカ)
agua(水)
vino blanco(白ワイン)
aceite de oliva(オリーブオイル)

調べてて面白かったのはニンニクの数え方で、「一かけ」は「un diente de ajo」、「一たま」は「una cabeza de ajo」。
「かけ」は「」で、「たま」だと「あたま」いくつ分と数えていて、分かりやすい!

「二かけ」だと「dos dientes de ajo」で、dientes、歯が複数になります。

他のレシピ ~ 「Canal Cocina」から

材料のスペイン語を調べていて、確認のため料理アプリ「Canal Cocina」でも『Xoubas guisadas』を検索したら、ありました「Guiso de Xoubas」というのが。

cocina

でも、作り方はゴガクルのレシピとはちょっと違います

  1. 最初に鍋(una cazuela。浅く底の平らな土鍋)に油を入れて、つぶしたニンニクと玉ねぎ、赤青ピーマンを軽く炒め
  2. すりつぶしたニンニクとパセリ、サフラン、細かく切ったジャガイモや魚醤?や白ワインを加えて、12分くらい煮込む
  3. ジャガイモが半分煮えたらイワシをその上に載せて塩を少々振りかけてさらに煮る

というような手順でした。

ゴガクルのレシピでは材料を全部鍋に並べて後はひたすら煮るだけですが、こちらのレシピでは最初に野菜を炒めたり煮たりした後にイワシを入れるので、ちょっと手間ですね。

あと、トマトは使ってません。個人的にはトマトが入ったほうがより美味しかったので、トマトは外せないかなー、と思いますが。

レシピに出てきた単語、ついでに覚えてみる

「料理する」という動詞は「cocer」で、これ1語で「ゆでる」「煮る」「炊く」「沸かす」といった意味で使えますが、もっと細かい料理の様々な動詞を、この「Guiso de Xoubas」のレシピから拾ってみました。

incorporar aceite en una cazuela (鍋に油を入れる)
sazonar(味付けをする、完全な状態にする)
machacar (つぶす。「ajo machacado」でつぶしたニンニク)
sofreír(軽く炒める)
añadir(加える)
trocear (細かく切る、ぶつ切りにする。「una patata troceada」でぶつ切りにしたじゃがいもか?)
majar (すりつぶす。「un majado de ajo」ですりつぶしたニンニク)
hervir (煮立つ、沸騰する。「dejar hervir」で煮立たせておく、くらいの意味かな?)

おなじみ動詞「hacer」も活躍。こんな風にも使われる動詞なんですね~
hasta que la patata esté hecha(ジャガイモに火が通るまで、くらいの意味でしょうか。「hasta que 接続法」で「~するまで」)
la patata está a medio hacer(ジャガイモに半分火が通る、くらいの意味かな。)

おまけ
carne poco hecha(レアの肉)

煮込み料理のついでに「guisar」を見てみると

今回、「Xoubas guisadas」「Guiso de xoubas」というイワシの煮込み料理を見てみましたが、この「煮込み」を意味する動詞は「guisar」です。

guisada」はguisarの過去分詞guisadoの女性形guiso「煮込み、シチュー」を意味する名詞です。

「guisar」を辞書で引くと「煮込む」の他に「料理を作る」と出ており、「料理が上手」という意味でも使えるみたいです。

Mi madre guisa muy bien.(うちのお母さんは料理が上手だ)

また、も載っていたので紹介します。

Ellos se lo guisan y ellos se lo comen.
(蒔いた種は刈らねばならぬ。自業自得)

直訳だと「自分で料理したものは食べないといけない」みたいな意味でしょうか。

おわりに

この「Guiso de xoubas」、Canal Cocinaのレシピ情報には、

Tipo de plato : principal(料理のタイプ:メイン)
Tiempo, Precio, Dificultad : bajo(時間、予算、難易度:低)
Ambiente : a diario, de la abuera, Tupper(料理的なTPO:普段の食事、おばあちゃんの味、タッパー)

のように書いてありました。
Tupper=táperのようなので、保存OKって感じでしょうか。

どっちにしろ、かなり美味しいのでトマト全盛期の今の季節、また作りたいと思います。
(といっても、材料を全て揃えてやらないので「もどき」ですが・・・でも「もどき」でも十分美味しい!)

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