先月からNHK Worldのスペイン語ニュースをスクリプト見ながら聞くようになりました。
よく分からない単語や表現も多々あるんですが、「こんな風に表現するのかー」と思ったものもちょこちょこありました。
最近のニュースの中から印象深かったのをいくつかメモしてみようと思います。
平均寿命
アルゼンチンから1979年に贈られたという陛下のポニーが大往生したというニュース(7/29付)に出てきました。
平均的なポニーの寿命は20~30年だそうで、陛下のポニーは41歳という超驚異的な長生きだったことが分かります。大切に世話されてたんでしょうね。
「expectativa」は「可能性、期待」、「vida」は「寿命」。
「media」は「medio」(形容詞)の女性形で、medioには「半分の、中途半端な」という意味もありますが、ここでは「平均の、平均的な」という意味になります。
老衰で亡くなる
広島に原爆を落したエノラ・ゲイ号の最後の生き残りの乗組員である、セオドア・バン・カーク氏の死去のニュース(7/30付)に出てきました。
「falleció」は「fallecer」の点過去3人称単数で「(公式の表現で)亡くなる、逝去する」という意味。
「老衰で」にあたるのが「por causas naturales」ですが、直訳したら「自然の原因で」、ってはぁ、そのとおりで。。。って感じです。
辞書には「morir de vejez(老齢で死ぬ)」といういい方が載ってますが、こんな言い方もあるんですね。
賞味期限切れ
日本のマクドナルドや大手コンビニに出荷していた上海福喜食品が賞味期限切れの鶏肉を再加工していたニュース(7/23付)です。
ポイントの「caducada」は「caducar」の過去分詞女性形で、食べものの賞味期限だけでなく、パスポート等の有効期限が切れるというときにも使える単語です。
同様に、「fecha de caducidad」(caducidadは名詞(f))は食べ物の賞味期限だけでなく幅広く「有効期限」「使用期限」という意味でも使われます。
「大関」をどう説明するか
豪栄道の大関昇進ニュース(7/30付)です。
実は大相撲ファンなんですが、「大関」の説明に興味があったのでメモりました。
直訳したら「この日本の伝統的スポーツの序列の中で2番目の等級」ってことで、普通の説明なんですが、「escalafón (年功、能力による)序列」という単語が使われているのが印象に残りました。
「escala(はしご)」という単語からすぐにイメージできそう。
大関はこの序列のなかで2番目なので「la segunda categoría」、横綱は「la máxima categoría」と表現されていました。
(máxima 最大、最高の)
おわりに
NHK Worldは日本のニュースがもとになってるので内容が大体予想できて、ニュース記事に慣れるのにいいですね。
また、日本文化の説明の仕方も学べて参考になって、面白いです。